夏よるのお楽しみ。
今年初めての花火。
昼間、待ちきれずダダをこねる子どもたち。「はなびしたい!」と。
夫が仕方なく
「じゃあ、ひるの花火がどんなにつまらんか、おしえてあげる」と
一本だけ庭で花火。モクモクすごい白い煙。はっきりしない花火色。
そのあとはもうダダもこねず、おとなしくなった子供たちでした。
夕方、夕立。
空気も風も少しだけ涼しくなった。
夕ごはんのあと、涼しい風の中、花火。
雨上がりで空気が湿っていて、花火の色が少しにじんでとってもきれい。
「すごいきれいだねー」
「はなびってすきだなー」
「はなびってたのしいねー」
しきりに子供たちが言っていた。
確かにこの雰囲気、すてき。
よるの空気のなかで、花火のひかりにぼんやりとやわらかく照らされる夫の横顔とか、
子どもたちのうれしそうな笑顔がまぶしいな。
あの花火のいいにおいの中で、
よると花火とわたしたちだけが浮かび上がるから、心の中につよく焼きつくんだろうな。
その他もろもろ、日常のこまごまを少しどこかに置いておいて。
部屋に入ってきてから子どもたちが手のひらをくんくん嗅いで
「はなびのにおいがするー」
「なつかしい におい、なんだよー」
この頃ベッドの中でよく読んでいる「いいにおい」という絵本のなかに
でてくるフレーズです。
わたしもこのにおい、子どものころからだいすき。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント